【 投了図・156手目△7四同銀 】
本日、決着をみました
注目の第65期王座戦5番勝負/第2局は
上図156手までで、後手・中村六段が勝利。
【 下図は68手目△9五香 】
戦型は「相掛かり」。
羽生王座はすぐに飛車先で歩を交換することなく
駒組みを進めてから機をみて仕掛ける構想を披露するも
中村六段の適切な応対の前に形勢はむしろ、ジワジワと
後手へと傾く展開で終盤戦へと向かいます。。
【 下図は103手目▲2一飛 】
しかし、夕食休憩明けからの終盤戦
本局を落とすと連敗で早くもカド番に立たされてしまう
羽生王座は果敢に攻勢を強め、攻め合いに勝機を求めます。。
すると。。
【 下図は117手目▲7七玉 】
持ち時間も少なくなる中で紛れが生じると、先手が息を吹き返し
稀にみる死闘となった開幕戦を彷彿さぜるギリギリの攻防戦突入。。
見守る将棋ファンの目が釘付けとなります。。
【 投了図・156手目△7四同銀 】
しかし
本局も研ぎ澄まされた中村六段の集中力は途切れることなく
手練手管の指し回しで入玉に全てを懸けた羽生王座を打ち砕き
持ち時間を使い切り1分将棋となる中で先手玉を見事討ち取り
上図の局面で、大きな勝利をものにしました。
終局時刻は午後10時14分。
この結果、今シリーズの対戦成績は中村六段の2連勝となり
悲願のタイトル奪取へ、高らかに王手がかかりました。