ずっと前から、月は…

2年前のちょうど今頃。
ある仕事の一部を依頼できる人を探していた時
紹介されたのが、何と中学の同級生でした。

中学卒業後は一度も会ったことはなく
現場での再会がそのまま15歳の春以来の再会となり
顔を合わせた瞬間、鳥肌が立ち心の底から感動しました。

この場を任されるに価する信用とお金の取れる技術がなければ
立てない場所で再会したわけで、それだけで自信になりましたが
漫画みたいにベージをめくれば「あれから5年後、10年後」と
なるわけじゃないので、毎日を死にもの狂いで生き抜き歳月を重ね
お互いによくここまで来たなという生の実感と安堵感こそが大きく
自分にとって、今後の人生の糧となる経験になりました。

その時は昔話に花が咲き、仕事も無事完了。
「またあらためて飲みに行こう」と約束して気持ちよく完結しましたが
あれから2年が経ち、今ではお互いに仕事で必要な時だけ会って別れる
飲みに行くことはないことも理解している、現実的な関係に(^^;

それはそれでいいのですが
昨日の夜の出来事が、この時の気持ちを少しだけ思いださせます。

最近はyoutubeを寝しなによく見ていて
それも決まったジャンルの動画ばかりなのですが、なぜか昨夜は
高校の頃みてたテレビ番組がふと頭に浮かび、試しに検索してみたところ
何十年も前なのに、思いのほかザクザク出てきて何気なく視聴しました。。

当時、名古屋の若者向けローカル番組では
地元の高校生が自薦他薦を問わずよく特集されたり出演したりしていて
昨夜もそんなコーナーがあったのですが、その中に同級生が出演していました。
その姿、当然ながら高校の頃の容姿で、あの声で喋る姿、そして言葉を聞いて
当時の記憶が鮮明によみがえり、自分でも驚くほどに動揺しました(^^;

「人との出会いが旅だから」などと言いますが
これはもちろん「旅先では人との出会いも楽しみの一つ」という意味と
もう一つ、「人との出会いそのものが時空を越えた旅の始まり」なのかなと。

20年、30年と会ってなくても、偶然にしろ必然にしろ再会すれば
出会った時の、15歳や18歳の面影と記憶がよみがえり、わだかまりはない。
毎日一生懸命生きていれば、僕たちはきっとまたすれ違う時が来て言葉をかわす。
結局、時は止まらないにしても戻れない瞬間なんてないのではないでしょうか。

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