【 投了図・82手目△7四桂打 】
本日午後7時より行なわれました
注目の第2期叡王戦・本戦トーナメント/準決勝
「豊島将之七段-千田翔太五段」は、上図82手までで
後手・千田五段が勝利!決勝三番勝負進出を決めました。
将棋界でいち早く
コンピュータ将棋の可能性に目をつけ、熱心に研究を重ねる千田五段。
本局の対局前インタビューでも、パソコンを開き将棋ソフトを使って
研究する姿が披露されました。。
しかし、インタビュアーに指摘されると。。
「あ、これは見せられないです。。」
と、笑顔でPCを閉じ煙に巻きます。。
【 下図は54手目△5四桂 】
戦型は「角換わり相腰掛銀」の最新形。
千田五段が7筋での銀交換から上手く流れに乗ると
上図の局面で2筋で食いちぎった桂馬を打ち込み
攻防の主導権を握ります。。
そのまま開戦となると
千田五段の指し回しがますます冴え渡り
形勢はみるみる後手へと振れて行きます。。
ちなみに両対局者は着物で対局に臨みました。
【 投了図・82手目△7四桂打 】
豊島七段に粘りを与えず
上図の局面までで完勝を飾った千田五段。
今期勝率8割を越えるコンピュータ将棋の申し子は
爽やかに、決勝戦へと駒を進めます。。