別格への期待

本日の中日新聞朝刊によりますと
今月3日(土)に行われた第59回奨励会三段リーグで
見事1位通過を決め、10月1日付で史上最年少記録を
62年ぶりに更新する14歳2ヶ月でプロ棋士となります
愛知県瀬戸市在住の藤井聡太新四段が昨日の金曜日(16日)
中日新聞本社を訪れ、プロ入りの快挙を報告したとのこと。。

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考えることが楽しい。終盤、詰む詰まないの際どい局面が好きです。

師匠の杉本昌隆七段らと小出宣昭中日新聞社長と談笑した
藤井新四段は将棋の魅力を問われると上記のように説明。
さらに、勝つためのポイントについては

勝ち負けを強く意識し過ぎると緊張する。最善手を探すことに集中します。

と話されました。
「最善手を探す」という言葉がとても印象的で

たくさん選択肢がある中で、今より良くなるかどうか判断できる力の方がよっぽど重要です。それさえわかれば、三手先しか読めなくても、いい状態になる手を指し続ければ勝ちにたどり着きます。

と、7月に週刊文春に掲載された阿川佐和子さんとの対談の中で
佐藤天彦名人が語った言葉が思い出されました。

佐藤名人にしても、藤井新四段にしても
そのイメージは聡明。そして淀みが全くありません。

トップレベルでは有望な若手の台頭が目覚しいものの
大局では閉塞感が漂い、寡占化が進む現在の将棋界にあって
別格のスケールと期待を抱かせる両者の活躍こそが真の未来。
今後が本当に楽しみであります。。

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