【 投了図・87手目▲7七桂 】
本日、第43期棋王戦の本戦/2回戦を舞台に実現しました
「豊島将之八段-藤井聡太四段」の公式戦注目の初手合いは
千日手指し直しの末、上図87手までで先手・豊島八段が勝利。
神童相手にA級棋士の貫禄を存分に示す、完勝を飾りました。
【 千日手局・48手目△7五銀 】
藤井四段の先手で行なわれた「千日手局」では
上図で豊島八段が7五の地点に手持ちの銀をタダ捨てする
ド派手な勝負手を披露。。
この銀を
無視して▲6五銀と桂馬を取り込めば
すかさず△5五角の切り返しで王手・桂取りが。。
▲同歩で払っても△8六飛車で王手・銀取りが。。
▲同銀も△5五角があり、応手が実に悩ましく。。
本譜の藤井四段は次に▲6七銀と受け
以下、△同銀~▲同銀~△7五銀~▲6七銀を繰り返し
「千日手」成立となりました。
【 指し直し局・41手目▲4五同銀 】
手番を入れ替えて行なわれた
指し直し局の戦型は「角換わり相腰掛銀」。
豊島八段が銀交換を呼び込み、戦端を開きました。。
【 投了図・87手目▲7七桂 】
先手番をフイにした格好の藤井四段は
積極的に攻め込みますが、しかし豊島八段は
重厚な受けでつけ入る隙を与えず。。
投了図では△6四飛と逃げても
▲6五香が激痛となる後手の打開は難しく
藤井四段はこの局面で無念の投了を告げました。