試される方針、そして決断。。

竜王戦/第1局・一日目「最先端を慎重に。。羽生竜王が封じ手」

【 一日目終了図・48手目△8四飛 】

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ついに本日、開幕の時を迎えました
大注目の第31期竜王戦7番勝負/第1局・一日目は
上図48手目まで進行し、羽生竜王が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。

棋譜中継はこちら

戦型は「角換わり」の最新形。
自然な手を重ねながら指し進む羽生竜王に対して
広瀬八段は序盤から時間を使い、入念に読みを入れながら
自らの構想を忠実に盤上へ描き出した印象が残りました。

その流れは消費時間にも如実に表れ
羽生竜王の2時間45分+封じ手に38分に対して
広瀬八段は4時間14分を費やした一日目の攻防。。

広瀬八段が1時間37分にも及ぶ大長考の末に
飛車を浮かせた局面で封じられた、羽生竜王の「封じ手」は
果たして何か?

むしろ先手は指したい手がたくさんある局面ですが
戦いが起こる前に先手を取って仕掛ける▲4五桂が最有力候補。。

他には遊び駒である左の桂馬の活用を目指す▲7七桂や
戦場でダブつく銀にヒモをつける▲6七歩や、やはり先に仕掛ける
▲5五銀左なども恐い手ではありますが、有力になりそう。。

現地を訪れたプロ棋士の予想としては
渡辺明棋王が▲4五桂、島朗九段と阿久津主税八段は▲4七玉と
それぞれ予想します。。

形勢はまだ互角の範囲内に思われますが
先手はここで手番を渡すと、△6五歩の反撃がきつく
今後の方針や決断が迫られているのは、羽生竜王の方とみて
間違いはなさそうです。

明日は決着の二日目。
羽生竜王の「封じ手」と開始直後の攻防から目が離せません。。

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