唯一無比のナンバーワンへ。。永瀬二冠、明日は鬼の棲みかへ

【速報版】「圧巻の勝負術、永瀬叡王が王座奪取」
才能の一着、恐るべき。。王座戦/第3局「終盤戦を振り返ろう」

【 投了図・161手目▲8七玉 】

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昨日、決着をみました
第67期王座戦5番勝負の大一番/第3局は
上図161手までで先手・永瀬叡王が勝利。。

棋譜中継はこちら

カド番に立たされた斎藤王座も存分に意地をみせ
気迫溢れる指し回しで勝利への執念を燃やしましたが、しかし
今シリーズを通して勝負勘と勝負根性、そして卓越した勝負術で
一日の長を感じさせた永瀬叡王の牙城は最後まで揺らぐことなく
終盤で突き放し、開幕3連勝で見事王座奪取に成功しました。

17歳でのプロデビュー当初は
晩年の大山康晴十五世名人を彷彿とさせる
振り飛車の重厚な受け将棋で白星を重ね異彩を放った永瀬二冠。
千日手も徹底した受け潰しも全く厭わず、勝利のみを追求する
その激辛で斬新な棋風は大きな話題を集めました。

しかし、ある時を境に振り飛車を封印し
居飛車の本格派へと転身を図ると、何の違和感もなくスムーズに
最新の研究将棋を自分の色に染め、振り飛車時代を上回るハイペースで
白星を量産、瞬く間にタイトル戦線の常連となりました。

「将棋は才能ではなく、努力が全て」と言い切る
独特の将棋観と勝負論で他の若手棋士とは一線を画し、誰も想像出来ない
将棋の可能性と未来の在り処を予感させる次世代のオンリーワンはすでに
自らの時代を創造するべく、天下統一への足場を固め始めました。。

そんな永瀬二冠が早くも明日、公式戦に登場。
「鬼の棲みか」B級1組順位戦/6回戦を行方尚史八段と戦います。

名人挑戦の実績を持つ生粋の居飛車党を相手に
永瀬二冠が果たしてどのような将棋を披露するのか。。
王座戴冠直後の一戦に大きな期待と注目が集まります。

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