直線一気の完全勝利。。竜王戦/第４局「羽生棋聖強く、竜王奪取へ王手」
【 投了図・１０４手目△４一玉 】
本日、決着をみました
大注目の第３０期竜王戦７番勝負/第４局は
上図１０４手までで、後手・羽生棋聖が勝利！
終局時刻は午後６時５０分。
素晴らしい終盤の大局観と構成力で渡辺竜王を圧倒。。
全盛期を彷彿とさせる熱気と狂気、そして美意識溢れる
羽生棋聖らしい完勝で、９年越しの悲願・竜王奪取へ
今、高らかに王手を掛けました。
同じく完勝で連勝を飾った開幕戦、第２局に続き
本局も今回のシリーズに懸ける羽生棋聖の気迫がそのまま盤上へ
投影されたような積極的な指し回しが序盤から展開されましたが
それと同時に、入念な準備を重ね研ぎ澄まされた最先端の研究も
攻防の中に上手く溶け込み、羽生将棋の真骨頂たる荒さと繊細さ
大胆さとしたたかさのハーモニーが勝利の味を別格に高めて深め
高級感漂う後味を残します。。
一方の渡辺竜王は元気無し。
玉を手厚く囲い、相手が前に出たところで豪腕閃光のカウンター。。
それが渡辺竜王の勝利の方程式であり、無防備に攻め合う将棋では
持ち味発揮も、勝利への道程も遠くなるのは必然に感じます。。
羽生棋聖が完全に流れを掴んで迎える
世紀の大一番/第５局は１２月４日（月）－５日（火）
鹿児島県指宿市「指宿白水館」にて。。
伝説の第２１期竜王戦７番勝負で
誰も経験したことのなかった巨大な衝撃とともに扉が開かれた
頂上対決は９年の時を経ていよいよ、誰もが望んだ決着の時
そして、真実の瞬間へと向かいます。。
