宿命の番勝負が実現。。第68期王将戦「挑戦者は渡辺棋王に決定」

第67期王将戦 – 毎日新聞
第68期挑戦者決定リーグ対戦表

【 投了図・126手目△7五桂 】

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本日行なわれました大一番
第68期王将戦挑戦者決定リーグのプレーオフ
「渡辺明棋王-糸谷哲郎八段」は、上図126手までで
後手・渡辺棋王が勝利。

【 下図は25手目▲5六角 】

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戦型は両者得意の「角換わり」。
糸谷八段は居玉のまま狭い地点に手持ちの角を打ち込み
血気盛んに7筋の歩を取りに行きますが。。

【 下図は48手目△5四角 】

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渡辺棋王は動じることなく
銀交換をはさみながら、先手の角を押し返すと
堅い玉形を好む棋風通りに「矢倉囲い」を完成。。

玉の入城を完了し、駒を組み上げてから
上図で5筋の好所に手持ちの角を投入しました。

【 下図は114手目△4九飛 】

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二度目の銀交換を合図に、いざ開戦となると
互いの大駒がダイナミックに躍動する、華々しい戦いが展開されますが
常に攻防の主導権を握っていたのは、渡辺棋王。一足お先に敵将へと迫り
威風堂々、勝負を決めに出ました。。

【 投了図・126手目△7五桂 】

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最後まで粘った糸谷八段でしたが
上図の桂打ちをみて、ついに万策尽き果て
無念の投了を告げました。。

この瞬間、渡辺棋王が王将戦の挑戦権獲得。
居飛車と振り飛車の看板を懸けて激しい戦いを繰り広げてきた
両雄の番勝負が新春早々、久しぶりに実現致します。

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