糸谷八段、マスターに

糸谷八段、文学修士に 阪大院でハイデッガー研究

将棋の糸谷哲郎(いとだに・てつろう)八段(28)が大阪大学大学院文学研究科博士前期課程を修了した。22日の卒業式で修士(文学)の学位を授与される。北陸先端科学技術大学院大学の教授を務めている飯田弘之六段(引退)が東京農工大で工学博士を取得した例はあるが、タイトル獲得歴のあるトップ棋士が修士以上の学位を授与されるのは初めて。

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今期、A級順位戦初参戦で見事優勝を飾り
4月に開幕する第75期名人戦に出場する稲葉陽八段
悲願の棋戦優勝とA級昇格を決めた豊島将之八段とともに
将棋界の次代の主役である「関西若手四天王」の一角を担う
西の怪童・糸谷八段がこの度、文学修士を取得。

哲学をこよなく愛する糸谷八段は
大阪大学文学部をご卒業後、大阪大学大学院へと進み
ドイツの哲学者ハイデッガーを研究されていたとのこと。

本業の将棋の方でも
盟友にしてライバルの稲葉八段、豊島八段に
A級昇格では遅れをとったものの、2年前には最高位
竜王を獲得するなど、高いレベルで出世争いを繰り広げ
将棋界の活性化と同世代の底上げに大きく貢献します。

糸谷八段は「修士を取得するまで6年もかかったので、達成感というより、ほっとした気分が強い。将棋に役立ったかと言えば、リフレッシュ効果はあった。今後は将棋に専念するが、将来チャンスがあれば学びを深めたい」と話している。

これからはもう「四天王」の時代。
気鋭の若手代表ではなく、稲葉八段、豊島八段とともに
糸谷八段がその豪腕とその個性で将棋界を席巻して欲しい。
学問での快挙に続き、将棋でのさらなる快挙が待望されます。

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