気になる連敗。。開幕前も厳しいカード

注目の前哨戦。棋王戦・本戦/2回戦「羽生竜王-広瀬八段」

【 投了図・136手目△9四金 】

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本日の柔らかブログでもご紹介させて頂きました通り
来月に開幕を控える第31期竜王戦7番勝負の前哨戦としても
大きな注目を集めました、月曜日に行なわれた棋王戦・本戦/3回戦
「羽生竜王-広瀬八段」は、上図136手までで広瀬八段が勝利。

棋譜はこちら

「角換わり相腰掛銀」を戦型に、内容的にも広瀬八段の完勝。
両者は8月30日にも公式戦で顔を合わせ(王将戦・二次予選/決勝)
その時も広瀬八段が勝利を飾り、番勝負開幕前に意気上がる連勝となりました。

もともと中・終盤の正確無比な大局観と距離感、そして速度計算力に
終盤の腕力は将棋界屈指との折り紙付きだった広瀬八段ですが、それにプラスして
このところは指し手に迫力と力強さが目に見えて増しており、調子はうなぎ昇り。。
7月以降の成績は11勝1敗。現在は6連勝中と圧倒的な成績で突っ走ります。。

対照的に、その調子が気になるのが羽生竜王。。
広瀬八段戦の翌日(11日)に初回放送された銀河戦での対豊島将之棋聖戦も
終盤で突き放される完敗を喫し、番勝負開幕を前に不安が高まります。。
(銀河戦の収録日は7月12日)

さらに、竜王戦開幕を前に今月は
15日(土)に将棋日本シリーズ/2回戦で豊島棋聖
21日(金)にはA級順位戦の3回戦で久保利明王将と
それぞれタイトルホルダーとの対戦を残す羽生竜王。。

羽生竜王今期成績一覧

言うまでもなく
ともに簡単には勝たせてくれない強敵との対戦となり
通算獲得タイトル100期の大記録が懸かる竜王戦は
開幕前から大きな試練が、絶対王者に圧し掛かります。。

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