【 投了図・120手目△2ニ玉 】
本日、午後7時より行なわれました
第3期叡王戦・九段戦Aブロック/決勝
注目の「羽生善治棋聖-深浦康市九段」は
上図120手までで、後手・深浦九段が勝利。
【 下図は39手目▲5五歩 】
戦型は深浦九段が5筋の歩を挟んで銀を並べる現代版「雁木」。
対します羽生棋聖が「矢倉」で受けて立つ、最新流行形となり
上図の局面で羽生棋聖が中央5筋から仕掛けを開始します。。
【 下図は61手目▲9五歩 】
本局に懸ける深浦九段はすぐさま反発し、駒を前に出しますが
「永世七冠」達成が懸かる大勝負・第30期竜王戦で開幕2連勝と
最高のスタートを切った羽生棋聖は好調さそのままに、柔らかく応戦。
盤全体をくまなく使って後手陣攻略を目指します。。
【 投了図・120手目△2ニ玉 】
終盤も手に汗握る際どい勝負となりましたが、しかし
一足お先に玉の安全を確保した深浦九段が先手玉を討ち取り
上図の局面で羽生棋聖、無念の投了となりました。。
元祖「羽生キラー」の本領を発揮し、A級戦の借りを返した
深浦九段が見事、本戦出場権を手にしました。