第38回将棋日本シリーズ公式HP
JT杯プロ公式戦日程&対戦表
【 投了図・165手目▲8七歩 】
本日行なわれました
注目の第38回JT杯将棋日本シリーズ/決勝
「豊島将之八段(JT杯覇者)-山崎隆之八段」は
上図165手までで、先手・山崎八段が勝利。
【 下図は98手目△5五銀打 】
戦型は「相掛かり」。
通常の先手ではなく、後手から飛車先で歩を交換する
最新流行形で序盤戦がスタート。。
中盤で自ら角交換を仕掛けると
山崎八段は機敏に馬を作って攻守の基点に据えて
気合を内に秘めつつ、繊細に模様を張ります。。
しかし、連覇に燃える豊島八段は
上図で天王山に銀を打ち込み、戦線布告。。
山崎八段も強く応じて、いざ開戦となりました。。
【 下図は139手目▲7九歩 】
終盤戦は豊島八段が押し込む展開となりますが
ここで天才・山崎八段の底なしの才能がついに爆発。。
ギリギリの攻防が続けば続くほどに、盤上には比類なき
山崎八段の輝きがキラキラとあふれ出します。。
【 投了図・165手目▲8七歩 】
上図の局面で豊島八段は万策尽き果て無念の投了。
今期、圧倒的な白星を量産する秀英の連覇を阻止した
山崎八段が山崎八段にしか指せない将棋で眩く気高く
初優勝を飾りました。