王位戦/第１局・一日目「作戦は角交換振り飛車。。菅井七段が封じ手」
【 一日目終了図・３９手目▲５六歩 】
本日、三重県にて行なわれました
注目の第５８期王位戦７番勝負/第１局・一日目は
上図３９手目の局面で、菅井七段が次の手を封じて
明日の二日目に指し掛けとなりました。
ともに相手の出方をうかがう慎重な出だしから
羽生王位が飛車先を突き、先に居飛車を明示すると
菅井七段は飛車を３筋に振ってから角交換を敢行。。
いわゆる「菅井流三間飛車」を投入しました。
菅井七段らしい指し回しが印象に残った一日目。
果たして菅井七段の気になる「封じ手」は何か。。
最も自然なのは先手の手に乗る△同歩～▲同銀の進行。
これだと一歩を手にして手番を握れるので後手としても
別に不満は無いように思います。。
５筋を争点とするならば△５一飛も有力ですが
敢えてこの歩を手抜き、力を溜めた２筋から反発する
△２四歩も十分にありそう。。
ということで後手の選択肢は広いのですが
しかし、その後の算段が難しく実に悩ましい局面で
菅井七段が決断した「封じ手」に注目が集まります。。
明日は決着の二日目。
大事な開幕戦をものにするのは羽生王位か、菅井七段か。。
開始直後から目が離せません。。
