第37回将棋日本シリーズ/準決勝「豊島七段、いざ決勝の舞台へ」
本日、大阪にて行われました
注目の第37回将棋日本シリーズ/準決勝
「佐藤康光九段-豊島将之七段」の一戦は
93手までで、先手・豊島七段が勝利。
「羽生世代BIG3」の一角
佐藤九段の十八番「康光流ダイレクト向かい飛車」に
真っ向勝負で立ち向かい、見事な勝利をものにした
豊島七段は悲願の初タイトルへ、まずは第一関門突破。。
決勝戦の相手は
同世代のライバルで出世争いの先を行く佐藤天彦名人。
願ってもない、最高の舞台が整いました。
奨励会在籍時代から一目置かれ、17歳の若さで
将棋界史上初の平成生まれのプロ棋士となってからも
毎年、安定して高い勝率をキープし続けますが、しかし
急所の対局をことごとく落とし、タイトルには届かず。
そうこうするうちに月日は瞬く間に流れ
佐藤名人だけでなく、「関西若手四天王」の盟友
糸谷哲郎八段(竜王獲得)、稲葉陽八段(A級到達)にも
実績で大きく遅れをとった、豊島七段もはや26歳に。。
通過点であるはずだった
「タイトル獲得、A級到達」をよもや果たせぬまま
「無冠の帝王」と化してしまうのか。。
その危機感はファン以上に
豊島七段自身が一番強く感じているはず。。
だからこそ期待したい、佐藤名人との決勝。
個人的には最後の殻をここで突き破り、悲願の初戴冠。
そして、因縁の対決から昇華して「佐藤名人-豊島七段」が
新頂上決戦と称される、その第一章となることを願っています。
頑張れ!豊島七段!
この後11時より、NHK総合にて
テレビアニメ「3月のライオン」がいよいよスタート!
ぜひ、お見逃しなく☆