将棋日本シリーズ公式HP
JT杯プロ公式戦日程&結果
出場棋士プロフィール
【 投了図・120手目△7九角 】
本日、宮城県は仙台市「夢メッセみやぎ」にて行われました
伝統の第37回将棋日本シリーズの開幕を飾る大注目カード
「佐藤天彦名人-糸谷哲郎八段」は、上図120手までで
後手・佐藤名人が勝利。。いや~、強かった。。
【 下図は26手目△8八角成 】
戦型は変則的な出だしからの「相掛かり」。
主流の「引き飛車棒銀」に構えた糸谷八段に対して
佐藤名人は上図で角交換を敢行します。。
【 下図は53手目▲3三桂成 】
角交換成立後しばらくは
双方ともに自陣の駒組みに精を出しますが
上図の局面で糸谷八段が桂交換を敢行し戦端を開くと
そのまま二度目の角交換まで突き進み、いざ開戦へ。。
【 下図は86手目△4一飛 】
早見え早指しが自慢の豪腕で鳴らす糸谷八段が先攻するも
受けが自慢の佐藤名人は手持ちの角を手厚く自陣に打ち込んでから
(84手目△8三角)、ズバッと飛車を切って先手の角を払います。。
この時点で形勢はすでに後手がリード。。
【 投了図・120手目△7九角 】
糸谷八段の執念の猛攻を凌ぐと
佐藤名人は鋭く攻勢に転じ先手玉を寄せにかかると
上図の局面までで糸谷八段を投了へと追い込みました。
これで佐藤名人は
大逆転でものした名人戦/第2局以降、負け無しの8連勝。
圧倒的な内容で白星を積み重ね、連勝街道を突っ走ります。