【 投了図・88手目△5一飛 】
本日放送されました
第69回NHK杯将棋トーナメント2回戦
注目の「羽生善治九段-屋敷伸之九段」は
上図88手までで、後手・屋敷九段が勝利。。
連覇を狙った羽生九段は無念の完敗を喫し
初戦で早くもトーナメントから姿を消しました。。
【 下図は41手目▲4五桂 】
戦型は「角換わり相腰掛銀」
羽生九段にとっては、細かな手順こそ違うものの
二日前に後手番で完敗を喫した王将戦挑決L/6回戦
広瀬章人竜王戦と手番を入れ替え同じ模様が描き出された
上図の局面で、桂馬の跳躍から仕掛けを開始しました。
【 下図は59手目▲4三銀 】
その後もしばらくは対広瀬竜王戦と同じ進行を辿りますが
上図で羽生九段が手を代え、広瀬竜王が▲5六歩とした局面で
手持ちの銀を放り込み、王手で一気の寄せに入ります。。
【 投了図・88手目△5一飛 】
しかし、後手玉は広々とした自陣で安全を確保。
寄せきれず、形勢を大きく損ねた羽生九段は為す術なく
上図の局面で無念の投了を告げました。。
本局の結果を受けて、修正し臨んだであろう王将戦Lでは
後手を持っての完敗を喫し、激痛の往復ビンタを食らった
羽生九段の苦悩と、試行錯誤は続きます。。