第45回将棋大賞決定「最優秀棋士は羽生竜王」

最優秀棋士賞に羽生善治竜王、特別賞に藤井聡太六段。第45回将棋大賞決まる

2018年4月2日(月)、東京都渋谷区「将棋会館」で2017年度中に活躍した棋士を表彰する将棋大賞選考委員会が開催され、第45回将棋大賞の各賞受賞者が下記のとおり決定いたしました。最優秀棋士賞には羽生善治竜王が、特別賞と新人賞に藤井聡太六段が選ばれました。羽生竜王が最優秀棋士賞を受賞したのは22度目となります

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この時期恒例であります将棋大賞が本日、発表され
2017年度の最優秀棋士は、羽生善治竜王に決定しました。

羽生竜王の前期成績は54戦32勝22敗(.593)。
6月の棋聖戦から竜王戦まで4タイトル戦連続出場を果たし
棋聖は見事10連覇の偉業を達成するも、続く王位王座
若き挑戦者の前に防衛失敗、一冠後退となりました。

しかし、7年ぶりに挑戦権を獲得した竜王戦では
一気に調子を上げ、4勝1敗の成績で悲願の竜王奪取に成功
この瞬間、前人未到空前絶後の金字塔「永世七冠」も達成となり
将棋界は歓喜とともに、大きな高揚感に包まれました。

2月にはこれまでの功績と「永世七冠」の偉業に対して
将棋界初の「国民栄誉賞」を受賞、一つの大きな節目を迎えた
羽生竜王ですが、ドラマはそこで終わらず。。

最終戦で首位に並んでいた2名の棋士がともに敗れ
史上最大、6名の棋士によるプレーオフに突入したA級でも
抜群の勝負強さを遺憾なく発揮し、関西将棋界が誇る二人の秀英
豊島将之八段稲葉陽八段を連破し、大逆転で名人挑戦権を獲得

圧巻の白星で連勝につぐ連勝を積み上げ
朝日杯で棋戦初優勝、初参戦の順位戦は全勝優勝で一期抜け、そして
対局数、勝利数、勝率、連勝の4部門で全棋士中トップの成績を収めた
神童・藤井聡太六段の活躍も本当に見事でしたが、将棋界最高の舞台で
ハイレベルな戦いを繰り広げ、偉大な勝利を結果を残した羽生竜王こそ
最優秀棋士にふさわしいと誰もが納得する選考だったと思います。

通算100期目のタイトル獲得が懸かり
羽生竜王にとっても特別なタイトル・名人戦の開幕は来週水曜日(11日)。
今期も将棋の代名詞・羽生竜王の活躍から、目が離せません。。

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