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第７７期Ｃ級２組順位戦対戦表
【 投了図・１０８手目△７六銀 】
続々と各クラスでフィナーレを迎えています
一年の中心軸・第７７期順位戦のうち、本日はＣ級２組で
最終戦となります１１回戦が一斉対局にて行われました。
熾烈な昇級争いのゆくえも大いに気になりますが
個人的に応援させていただいております今泉健司四段は
ホームの関西将棋会館にて、高野智史四段と対戦。。
結果は
上図１０８手までで、見事勝利を飾りました。
【 下図は３７手目▲５五歩 】
居飛車党の高野四段に対して
今泉四段は｢ノーマル三間飛車」を投入。
角道を通したまま駒組みを進める高野四段に呼応し
今泉四段は足早に手堅く「美濃囲い」を完成させてから
飛車のポジションを小刻みにチェンジし間合いを計ります。。
その間に銀を繰り出し、桂馬を跳ねて力を溜めた
高野四段が上図の局面で、中央５筋の歩を突き合わせ
角のライン上から仕掛けを開始しました。。
【 下図は９３手目▲８八歩 】
そのまま、いざ開戦へと至り
盤全体を使った激しい攻防戦が繰り広げられましたが
夕食休憩直前に放たれた、高野四段の上図９３手目が
事実上の敗着に。。
先手玉には「詰めろ」が掛かっていますが
代えて素直に▲８六同角ならどうだったでしょうか。。
【 投了図・１０８手目△７六銀 】
▲８八歩は受けに利かず
夕食休憩明けが明けると、今泉四段は怒涛の寄せに入り
上図の局面をみて、高野四段は無念の投了を告げました。
終局時刻は午後６時４８分。
最終戦を快勝で飾った今泉四段は４勝６敗でフィニッシュ。
順位戦の連敗を「３」で止めて、苦しかった今シーズンに
きっちり区切りを付け、来期の巻き返しを誓います。。
