全ての出会いが旅ならば

明日の日曜日、我が地元・愛知県は名古屋市にて
我らの大将・今泉健司四段がイベントを開催されます。

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久しぶりにお会いしたかったのはもちろんのこと
今泉先生の十八番「中飛車左穴熊」についてお聞きしたいことが
山ほどあったのですが、残念ながら他の用事と重なり今回は、今回だけは
無念の不参加とさせていただきました。本当に残念です。。

史上最年少プロ棋士となった藤井聡太四段に先駆けて
戦後最高齢記録を更新し、2年前にプロ棋士となり話題を集めた
今泉先生はその経歴や明るい性格の面から語られることが多いのですが
プロ入りを実現できた一番の理由は何と言っても、その終盤の強さ。

とにかく手がよくみえ、ねじり合いには滅法強く
今でも20代の棋士のような反射神経を誇ります。

その反面、序盤をやや苦手としていた今泉先生が
研究を重ね、苦心の末に完成させたのが「中飛車左穴熊」。

この戦型を不動のエースに据えてから
アマ将棋界ではレジェンドと称されるほど無敵の強さを誇り
プロ編入試験の道を開き、またプロ棋士となってからは飯の種として
しっかりと星を稼ぐ、文字通り最高のパートナーとなりました。

ご自身がよく語られるように
「縦の将棋」と言われ、激しい将棋になりやすい
「相振り飛車」や「相居飛車」の「相」のつく戦型が苦手で
勝負どころが遅ければ遅いほどよい今泉四段の棋風にかなった
「中飛車左穴熊」は「対抗形」に特化したまさに理想的な戦型。

当然ながら、藤井猛九段や鈴木大介八段のような
争点を絞って振り飛車から積極的に攻める構想ではなく
局地的な争点を含みながらじっくりとした戦いを目指します。

「穴熊」と言っても、ガッチガチに囲うのではなく
銀のハッチを閉めるだけで戦いを起こしたり、相手が居飛車の時は
自玉を右側に寄せて、通常の振り飛車の様に「美濃囲い」におさめたり
また、相手が「向かい飛車」に構えた時は、5筋に振った自軍の飛車を
再び2筋に振り直し、居飛車で戦ったりとバリエーションは豊富で柔軟。

今期は待望の順位戦参戦も実現し
ますます目が離せない今泉先生の快刀乱麻のご活躍を期待しつつ
「中飛車左穴熊」を勉強しながら、またお会い出来る日を楽しみに
今後も応援させていただきます。

ちなみに、私は
日曜日(16日)から火曜日(18日)まで北海道は函館市に参ります。
もちろん仕事の関係ですが明日は会議終了後、某将棋活動を通じて出会った
同好の士と初めてお会いします(^^本当に楽しみでワクワクします。

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