明日、第44期棋王戦5番勝負/第2局

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7連覇を目指す渡辺明棋王に
広瀬章人竜王が挑戦する、第44期棋王戦5番勝負。

今月2日に行なわれた開幕戦を渡辺棋王が制して迎える
注目の第2局が明日、富山県魚津市「新川文化ホール」にて
運命の幕を開きます。

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渡辺棋王の今期ここまでの成績は
39戦31勝8敗(.795)。順位戦はB級1組で開幕10連勝中。

まさかのA級陥落、竜王失冠とダブルパンチの憂き目をみた前期から一転
今期は開幕から快調に白星を積み重ね、秋を迎えた10月以降はエンジン全開
怒涛の15連勝を含む20勝3敗と圧倒的な成績で将棋界を席巻します。。

その間に
将棋日本シリーズ優勝、1期でのA級復帰、王将戦挑戦権獲得と結果を残し
「羽生世代」の次の時代の絶対王者は完全復活を強く、印象づけました。。

しかし、年が明けると将棋界の「冬将軍」はさらに勢いを増し
久保利明王将に挑戦中の第68期王将戦は問答無用の開幕3連勝で
タイトル奪取へ早々と王手をかけ、棋王戦も開幕戦をきっちりと制し
二冠保持へ向けて完全無欠で突っ走ります。。

対します、広瀬竜王の今期ここまでの成績は
54戦39勝15敗(.722)。順位戦はA級で6勝2敗。

将棋界屈指の終盤力に正確無比な距離感と速度計算力をあわせ持つ
広瀬竜王は第31期竜王戦で通算タイトル獲得100期の大台到達が懸かった
羽生善治竜王(当時)に挑戦し、開幕2連敗スタートとなるも崩れることなく
強かに持ち直し、フルセットの死闘の末に見事タイトル奪取に成功。。
世代交代が進み戦国時代を迎えた将棋の最前線へと躍り出ました。

しかし、ここに来て調子はやや下降気味。。
名人挑戦権争いのトップに並んで臨んだ“ラス前”A級/8回戦で
深浦康市九段の前に痛恨の黒星を喫し、自力優勝の目が消滅すると
中1日で迎えた棋王戦/第1局も落とし急所で手痛い連敗中。。

敗れるとカド番に立たされる明日の第2局は後手番ですが
先手先手で何がなんでも白星を飾り、巻き返しの起点としたいところ。
常に冷静で肝の据わった優駿は静かな闘志を燃やします。

棋王戦/第2局の棋譜中継はこちら

気になる両者の対戦成績は
ここまで20戦して、10勝10敗のイーブン。

現在の両者の調子の差と言う以上に
将棋界全体でみても突出した強さを誇る渡辺棋王の勢いを
果たして、広瀬竜王がどのように攻略し止めてみせるのか。。

対局開始は午前9時より。
王将戦同様にシリーズの流れを決めかねない
正念場の第2局をぜひ、お見逃しなく。

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