デザインはシンクロするか。。

竜王戦/第4局・一日目「羽生棋聖積極的に、封じ手は渡辺竜王」

【 一日目終了図・40手目△6四同角 】

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本日、新潟県にて行なわれました
大注目の第30期竜王戦/第4局・一日目は
上図40手目の局面で、渡辺竜王が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けに。。

棋譜中継はこちら

【 下図は28手目△7五歩 】

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戦型は「相矢倉」。
第3局を先手で意表の「中飛車」を投入し、完敗を喫した
羽生棋聖は裏を返せば、後手番の研究に自信ありにも感じられ
勝てばタイトル奪取に王手、負ければ番勝負が振り出しに戻る
急所の本局への期待と注目は戦前から俄然高かったわけですが
ただ、戦型の本線はやはり「角換わり」であったはず。

だからこそ、常に合理的な思考のもとに抜かりなく
番勝負は4つの白星を飾ればいいと準備を整え腹をくくる
渡辺竜王が敢えて本命の戦型を外した形にも見えた序盤戦。。
しかし、それも想定の範囲内とばかりに、まだ駒組み最中の
上図の局面で、羽生棋聖は積極的に仕掛けを開始しました。。

【 一日目終了図・40手目△6四同角 】

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午後からは互いに長考を繰り返しながら、それでも
強く駒を前へと出し合った上図の局面で次の手を封じた
渡辺竜王の「封じ手」は果たして、何か。。

渡辺竜王らしい手堅い一手は▲6五歩。
次に△7五角と出れば、すかさず▲4六角で手番が握れます。。
対抗として、▲2四歩と飛車先で歩を合わせる手も見せますが
こちらは渡辺竜王らしくない手に思え、やはり本命は▲6五歩。

まだ形勢は互角に思われますが
水面下では、両雄の読みと構想がどこまでシンクロし
かみ合っているのか分からず、予断を許さない局面と言えそう。。

明日は決着の二日目。
開始直後から目が離せません。

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