振り飛車不満なし。。渡辺棋王の構想やいかに

王将戦/第2局「手渡しの応酬。。久保王将が封じ手」

【 一日目終了図・42手△5ニ金 】

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本日、大阪にて行なわれました
注目の第68期王将戦7番勝負/第2局・一日目は
上図42手目の局面で、久保王将が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。

棋譜中継はこちら

久保王将戦は先手で「中飛車」を投入。
渡辺棋王は居飛車で迎え撃ち、戦型は予想通りの「対抗形」。
互いに穏かな駒組みから、渡辺棋王が6筋の歩を突き合わせて
仕掛けを敢行しますが、久保王将が取り込まずに手番を渡すと
渡辺棋王は金を上下させ、手待ちに徹します。

睨み合いとなる中で
果たして、1時間6分の大長考の末に封じられた
久保王将の「封じ手」は何か。。

現局面では、駒組みに不満のない久保王将にとっては
後手が待機策をとる間に陣形をどんどん堅くしていくのが常套手段。
次に▲4七金、あるいは▲3六歩として「高美濃」へのシフトを狙うのが
最も自然で有効に思われますが。。

問題はむしろ後手の動きで
先手の「封じ手」に対する次の一手がまずは注目。。
居角が邪魔でこれ以上、玉の囲いが見込めないので
現実的には△4一金と△6六歩の二択でしょうか。。

明日は決着の二日目。
両者の見立てと構想が明らかとなる開始直後の攻防から
まずは目が離せません。。

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