王位戦/第４局・一日目「豊島棋聖、軽快に。。菅井王位が封じ手」
【 一日目終了図・６７手目▲７七角 】
本日、九州は福岡にて行なわれました
注目の第５９期王位戦７番勝負/第４局・一日目は
上図６７手目の局面で、菅井王位が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けに。。
菅井王位の趣向の出だしにも動じることなく
玉の囲いを簡素にまとめて機微に仕掛けた豊島棋聖が
自陣に味良く「攻防の角」を打ち込んだところで終了した
一日目はどうみても豊島棋聖ペースに思えますが。。
果たして、５０分の長考の末に封じられた
菅井王位の「封じ手」は何か。。
最も自然にみえるのは、こちらも角を使う△５八角でしょうか。。
金取りをかけつつ馬の成込みが見込める一打は切り札となりそう。。
握った手番で何としても攻撃の形を作りたい後手としては
持ち駒を使ってガラ空きの５筋から何とか絡みつきたいところ。。
しかし、龍と角が守備に働く先手陣はいかにも堅く
現局面で先手のリードを覆すのは容易ではないはず。。
明日は決着の二日目。
勝負どころで放たれる菅井王位の「封じ手」から
目が離せません。。
