【 投了図・156手目△4八飛 】
本日、高知県にて行なわれました
第7期リコー杯女流王座戦5番勝負/第1局は
上図156手までで、後手・加藤女王が勝利。
【 下図は43手目▲5三銀 】
戦型は
初手で中央5筋の歩を突いて里見女流王座が
先手番で「ゴキゲン中飛車」を投入。。
居飛車の加藤女王が銀を6筋に繰り出すと
里見女流王座も歩調を合わせ「銀対抗」となりました。
先手は「片美濃」、後手は「高美濃」に玉を囲うと
銀交換を成立させた里見女流王座が飛車先から踏み込み
闘志も満々に、熱戦の火ぶたを切って落とします。。
【 投了図・156手目△4八飛 】
しかし、長く激しい終盤戦で
終始、形勢を握っていたのは加藤女王でした。
猛攻を凌ぎ、先手玉を確実に追い詰めた上図の局面で
里見女流王座は無念の投了を告げました。
栄えある初代女流王座に輝いて以来
これまでの6期全てに登場を果たし、実に4期を獲得している
抜群の相性と強い思い入れを持つタイトル戦の開幕戦を見事制し
加藤女王が凛とした芳香を放ちつつ、女流王座奪還に向けて今
最高のスタートを飾りました。。