【 投了図・118手目△7四金 】
本日行なわれています
第77期順位戦のうち、最高峰・A級の2回戦
注目の「三浦弘行九段-糸谷哲郎八段」の一戦は
上図118手までで、後手・三浦九段が勝利。
【 下図は71手目▲6九金 】
戦型は「角換わり拒否の相腰掛銀」。
角交換を拒まれた側の糸谷八段が自慢の豪腕を振り回し
猛攻に次ぐ猛攻で三浦玉へと襲い掛かり、一気に終盤戦へ。。
しかし、先手の攻めを何とか凌いだ三浦九段が反撃に転じて迎えた
夕食休憩明けの一手で、糸谷八段が玉に金を引き寄せ受けに回った
上図の局面を境に急転直下、盤上の景色が一変します。。
【 投了図・118手目△7四金 】
一息入れてから、糸谷八段は再び攻め合いに転じますが
指し手が進む度ごとに形勢の針は猛烈な勢いで先手へと傾いていき
最後は収集のつかない大差となり、上図の局面で糸谷八段は無念の投了。。
終局時刻は午後8時43分。
この結果、電撃的な逆転勝利を飾った三浦九段は順位戦開幕2連勝。
一方、景気の良い攻めが続かず最後に息切れした形となった糸谷八段は
A級の洗礼を受け、1勝1敗となりました。