今年の小学生名人は4年生・市岡真悟君

【 投了図・106手目△1一香打 】

2016y05m01d_225423116
さなる杯第41回小学生将棋名人戦 結果

本日、Eテレにて放送されました
第41回小学生将棋名人戦の準決勝、そして決勝。
全3局はどれも見応えのある大熱戦となり、思わず
時の経つのを忘れて見入ってしまいました。。

かつては羽生善治名人や渡辺明竜王も優勝を飾った
プロ棋士への登竜門となる伝統ある大会の、今年の優勝者は
大分大学教育学部附属小学校の4年生・市岡真悟君。

上図は決勝戦の投了図。
前回大会の準優勝者でもある取手市立白山西小学校6年の
正道直君と対戦し、最後は見事な即詰みに討ち取りました。

小学生の将棋の特徴は何と言っても、早見え・早指し。
特に終盤は詰みが見えると壮絶な速度で手が伸びますが
市岡君は序盤からしっかりと腰を落として読みを入れながら
粛々と指し進む姿が印象に残りました。

【 下図は97手目▲5六歩 】

2016y05m01d_222323874

市岡君は準決勝で
大阪市立山之内小学校6年生・菅野晴太君と対戦。

中飛車から堅く「穴熊」に玉を囲った菅野君に対して
先手は手を作るのが難しく感じられましたが、しかし
上図で市岡君がついた5筋の歩が明暗を分けます。。

この瞬間、7五の地点に構える先手の馬が
後手の飛車に当っていますが、菅野君は痛恨のうっかり。。
次に△4七成桂と銀を取りに行き、直後に飛車を抜かれました。

ここまでは互角の勝負だっただけに
菅野君にとっては残念な一着、結果となりましたが
上級生を向こうに回し、最後は冷静に受け無しに追い込んだ
市岡君が堂々と、決勝戦に駒を進めました。

【 投了図・217手目▲4五歩打 】

2016y05m01d_223444617

準決勝のもう一局には
我が地元・愛知県は名古屋市立稲生小学校の6年生
渋江朔矢君が出場。応援にも熱がこもりました。。

しかし、200手を越える長手数の大熱戦は
終盤でともに後一歩のところで仕留め上げることが出来ず
形勢は二転、三転しましたが、最後は正道君の執念が勝り
大逆転勝利。二年連続の決勝戦進出となりました。

渋江九段は残念でしたが、この悔しさ糧として
今年受験すると奨励会にぜひとも合格して欲しいと
心より願っています。頑張れ!渋江君!

決勝戦も白熱した面白い勝負でしたが、市岡君が勝利。
見事、史上4年目の最低学年での優勝を飾りました。

準決勝を前に
「(6年生には)経験で負けるけど、技術で勝ちたい」と
語ったその言葉通りの優勝は、すでに大物感を漂わせます。。

しかし、何となくですが市岡君には
プロ棋士とは別の世界でも輝く未来が待っているような。。
そんな予感すら覚えた、ハイレベルな小学生名人戦でした。

スポンサーリンク
konline
konline
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>