日本、中国、韓国を代表するトップ棋士に
囲碁ソフト代表を加えた四つ巴の世界最強決定戦
注目の「ワールド碁チャンピオンシップ」が本日
大阪・日本棋院関西総本部にて開幕いたしました。
日本代表はもちろん
井山裕太六冠(棋聖・本因坊・王座・天元・碁聖・十段)。
ぜひとも優勝を飾って欲しいところですが、初日の今日は
韓国代表の朴廷桓(パクジョンファン)九段に敗れました。。
また、ソフト代表として出場の
日本製AI「DeepZenGo」も本日、中国代表の
芈昱廷(ミ・イクテ)九段の前に敗れ「日本勢」は揃って
黒星発進となりました。。
囲碁の日中韓のトップ棋士と人工知能(AI)による世界大会「ワールド碁チャンピオンシップ」(日本棋院主催)が21日、大阪市で開幕し、日本の井山裕太棋聖(27)は、韓国の朴廷桓(パクジョンファン)九段(24)に敗れた。
中国のミイク廷(てい)九段(21)は、日本のAI「DeepZenGo」を破った。DeepZenGoは途中までうまく打ち回したが最終盤で乱れた。
井山棋聖は「まずまずの流れだったが、中盤以降、まずくした。明日はもう少しいい戦いをしたい」と話した。22日は、井山棋聖とミ九段、朴九段とDeepZenGoが対局する。
将棋界ではこの春
佐藤天彦名人が最強の将棋ソフト「PONANZA」と
第2期電王戦を二番勝負で戦いますが、さらに中国と韓国の
トップ棋士を含めたリーグ戦というのは囲碁界ならではであり
豪華絢爛、実に興味を惹かれます。。
また囲碁ソフト最強の「アルファ碁」ではなく
昨年11月に囲碁界のリアルレジェンド・趙治勲名誉名人と
三番勝負を行い1勝2敗で負け越した「DeepZenGo」が
AI代表ということで、おのずと優勝争いを面白くします。
将棋ソフトは強くなり過ぎて、現状では
トップ棋士でも平手ではまず勝てそうにないほど差が開き
その強さの信頼を担保として、冤罪事件のダシに使われるなど
とにかくロクなことが無く、出来ればもう関わりたくない存在。。
将棋よりは強くなる速度が遅いだろうと予想された囲碁でも
「アルファ碁」がトップ棋士をなぎ倒し、遅かれ早かれの気配が
そこはかとなく漂い始めますが、今回はまだ人間らしさを感じる
世界最強決定戦となりそうで、だからこそ目が離せません。