本日よりスタートいたしました
アベマTVの将棋チャンネルがおくるスペシャル企画
「藤井聡太四段 炎の七番勝負」
記念すべき開幕戦の相手に名乗りを上げたのは
中学生棋士こそ逃したものの、奨励会の頃より音に高く
16歳で「四段、プロデビュー」を果たした今期の新人王
今後の更なる飛躍が期待される19歳の増田康宏四段。
十代同士ということで
今後も公式戦で幾度も顔を合わせるであろう
両者の対戦に大きな期待が集まりましたが。。
【 投了図・95手目▲1四飛 】
結果は上図95手までで、先手・藤井四段が勝利。
モノの違いをはっきりと感じさせる圧勝となりました。
【 下図は67手目▲9七玉 】
戦型は「角換わり」。
腰掛銀に構えた藤井四段は1筋の端を起点としますが
本局のハイライトは何と言っても上図の一手。。
増田四段が飛車と香車の二段ロケットを発射し
藤井玉の頭上から襲い掛かりますが、藤井四段は何と
飛び込んできた香車を受けることなく8八に居た玉を
ヒョイっと9七の地点に避けてみせます。。
「私の玉は、詰みませんよ」と。。
【 下図は85手目▲1ニ香 】
事実、先手玉は詰まず。
藤井四段は後手の猛攻をスルスルとかわして
あっさりと玉の上部脱出に成功。。
すると、手番を握った藤井四段は厳しく
起点に据えた1筋から後手玉を寄せに出ます。
【 投了図・95手目▲1四飛 】
最後は長手数の詰みを逃さず完璧に寄せ切り
増田四段は終盤戦で手も足も出ず、無念の投了。。
企画であるのがもったいない
神童・藤井四段が絶大なインパクトを残す圧勝で
悠々と、「七番勝負」の初戦を飾りました。