【 投了図・110手目△9四角 】
本日、行なわれました
第30期竜王戦・ランキング戦6組/1回戦
大注目の「加藤一二三九段-藤井聡太四段」は
上図110手までで、後手・藤井四段が勝利。
62年ぶりに史上最年少記録を更新する
14歳2ヶ月でプロとなった神童・藤井四段は
記念すべきデビュー戦を白星で飾りました。
【 下図は35手目▲1六歩 】
戦型は両者得意の「相矢倉」。
半世紀以上に渡り保持した最年少記録を破られた
現役最年長の現在76歳となった「神武以来の天才」
加藤九段は拘りの「加藤流」に構え、胸を出します。
【 下図は55手目▲6三銀 】
互いにガッチリと駒を組み上げてから
5筋で歩に続き銀の交換も成立、いざ開戦となると
そのまま加藤九段が攻勢を強める展開に。。
しかし、藤井四段は落ち着き払った指し回しで
先手の攻め手を丁寧に摘みとりながら、戦力を補強し
確実に形勢を引き寄せて行きます。。
【 下図は84手目△8六桂 】
機を見て「矢倉」の急所に銀を掛けた
藤井四段は飛車先にズバリと桂馬を打ち込み
反撃開始、と同時に寄せに入ります。。
【 投了図・110手目△9四角 】
そのまま綺麗に加藤玉を仕留め上げ
上図の局面までで、見事な勝利をものにしました。