胸突き八丁、試される名人の手腕

竜王戦/第1局・一日目「広瀬竜王、穏かに。。豊島名人が封じ手」

【 一日目終了図・76手目△4ニ銀 】

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本日、いよいよ開幕の時を迎えました
「冬の本場所」第32期竜王戦7番勝負/第1局・一日目は
上図76手目の局面で、先手・豊島名人が次の手を封じて
決着の明日二日目へと指し掛けになりました。。

棋譜中継はこちら

戦型は両者が主戦に据える「角換わり相腰掛銀」
豊島名人は飛車先へ大胆に手持ちの桂馬を放り込みますが
広瀬竜王はタダで取れる桂馬はそのままに、静かにジッと
自陣を整備し、玉を戦場から避けて安全を確保した局面で
32分の考慮の末に封じられた、豊島名人の「封じ手」は
果たして何か。。

先手からの直接的な攻め手はほとんどなく
ここは手番を渡す代わりに対価を求めたいところ。。
本命は端攻めの準備を整える▲9九飛でしょうか。。

▲8八玉や▲8八金では文字通りのパスとなり
次に後手の△3三桂や△4四歩で先手不満の進行か。。

現局面では後手陣が上手くまとまった印象で
明日の二日目は開始直後から、名人の手腕が問われる
胸突き八丁からのスタートとなりそうです。。

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