史上初、10代でのタイトル戴冠。。芝野虎丸八段、名人奪取!

19歳・芝野虎丸八段が最年少名人に

囲碁の第44期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第5局が7、8の両日、静岡県熱海市で打たれ、挑戦者の芝野虎丸八段(19)が張栩名人(39)に252手で白番中押し勝ちし、4勝1敗で名人を奪取した。19歳11カ月での7大タイトル獲得は、本因坊文裕(30)=井山裕太九段=の20歳4カ月を抜く最年少記録で、囲碁界で初めて10代が7大タイトルを手にした。

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プロ入りから5年1カ月での7大タイトル獲得も、許家元八段(21)の5年4カ月を抜く最速記録。また九段昇段も最年少、最速記録となり、記録ずくめの対局となった。

芝野は神奈川県出身。2014年に14歳でプロ入り。攻めの強さと大胆さが持ち味で、プロ入り後、まもなく頭角を現す。17年には、デビューから2年11カ月で全棋士参加棋戦の竜星戦を制覇。中国竜星戦優勝者との日中決戦でも、世界トップクラスの柯潔九段(22)を破った。同年、史上最年少の17歳で本因坊戦リーグ入りも果たした。

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本日、決着をみました第44期名人戦7番勝負の大一番
第5局は白番の挑戦者・芝野虎丸八段が252手までで中押し勝ち。
この結果、番勝負を4勝1敗で見事制した虎丸八段が囲碁界初となる
10代でのタイトル奪取に成功、19歳の名人が誕生しました。

前期、井山裕太名人をフルセットの熱戦の末に下し
10期ぶりの名人奪還を果たした張栩名人は若き秀英の前に
涙を飲み、無念の陥落。これまで長きに渡り囲碁界を牽引した
「平成四天王」、そして井山四冠の後継ぐ超新星の名人戴冠は
大きな衝撃とともに新たな時代の到来を告げました。。

世代交代のサイクルが日本に比べてははるかに早く
厳しい競争原理の中で揉まれて出てくる中国や韓国のトップ棋士は
10代で頭角を現すだけでなく、世界戦の第一線で活躍するのが常。。

虎丸新名人が、その中で
日本を代表して戦い、結果を残して偉大な存在感を示す姿を
ワクワクしながら、世界が注目しています。

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