【 投了図・125手目▲4五桂 】
本日決着をみました
注目の第大一番、67期王座戦/挑戦者決定戦は
上図125手までで、先手・永瀬叡王が勝利。
【 下図は45手目▲2ニ銀 】
戦型は「矢倉」
駒組みで先行した永瀬叡王は自然な仕掛けから
銀交換を成立させると、そのまま強く踏み込み
抜け目なくあっさり、攻防の主導権を握ります。。
上図の銀打ちが後手陣の急所を捉えた痛烈の一打となり
圧倒的な大局観と終盤力で現在最強と謳われる豊島名人に
以降、終局までつけ入る隙を一切与えませんでした。。
【 投了図・125手目▲4五桂 】
大差で迎えた夕食休憩明けの攻防は
事実上の形作りに留まり、上図の局面をみて
さすがの豊島名人も為す術なく、無念の投了。。
終局時刻は午後7時22分。
独自の負けない勝負論を余すところなく盤上に描き出した
永瀬叡王が今をときめく名人から見事な完封勝利を飾り
文句なしの王座戦挑戦権を獲得しました。。