【 投了図・88手目△1二玉 】
本日行われています
第77期A級順位戦の〝ラス前”8回戦・一斉対局のうち
優勝争いの直接対決「豊島将之二冠-羽生善治九段」は
上図88手までで、後手・豊島二冠が勝利。
戦型は「角換わり相腰掛銀」
羽生九段は積極果敢に踏み込みますが、しかし
豊島二冠は落ち着いた指し回しでつけ入る隙を与えず
機を見て反撃に転じると、形勢の針は後手へと傾きます。
夕食休憩が明けても、その流れは変わらず
上図の局面で、羽生九段は攻守ともに打つ手なしとみて
潔く、投了を告げました。。
終局時刻は午後9時35分。
この結果、見事な完勝で直接対決を制した豊島二冠は
順位戦成績を7勝1敗として、優勝争いのトップを堅持。。
一方、痛恨の黒星を喫した羽生九段は6勝2敗となり
自力優勝の目がここで潰えました。。