【 投了図・82手目△2九飛 】
本日の将棋界には絶好調の神童・藤井聡太七段が登場。
中村亮介六段との第45期期王戦の予選/3回戦に臨み
結果は上図82手までで、見事勝利を飾りました。
【 下図は44手目△2四歩 】
戦型は「対抗形」。
角道を止めた「ノーマル四間飛車」を採用した中村六段を
藤井七段は角道を通したまま、居飛車で迎え撃ちます。。
序盤から互いに我を通し、相手の主張を受け付けない
見応えのある進行から、銀交換を拒んだ先手に対して
藤井七段はスルスルと銀を4六の地点まで繰り出すと
上図で当たりとなった角を逃げずに、歩を突き出して
角取りを催促しました。。
この手に対し、中村六段は注文通りに
桂馬で角を取り込み、戦端を開きますが。。
【 投了図・82手目△2九飛 】
駒が捌かれてからは藤井七段が主導権を握り、終盤戦を圧倒。
上図の飛車の打ち込みをみて、中村六段は無念の投了を告げました。
6局連続の後手番をものともせず、藤井七段は公式戦10連勝達成。
昨日、同じく圧倒的な内容で連勝を重ねてきた渡辺明棋王に土がつき
連勝が「15」でストップしましたが、一段高くギアの入った神童の
勢いはまだまだ止まりそうにありません。。