第68期王将戦 – 毎日新聞
第69期一次予選トーナメント表
【 投了図・91手目▲6ニ銀 】
本日の将棋界には神童・藤井聡太七段が登場。
第69期大阪王将杯王将戦・一次予選/決勝を
千田翔太七段と先手番で対戦しました。
結果は、上図91手までで見事勝利。
2年ぶりに顔を合わせた千田七段を返り討ちにし
堂々の二次予選進出を決めました。
【 下図は40手目△9四歩 】
戦型は「相矢倉・脇システム」
手順中に正調の「矢倉囲い」から「片矢倉」にシフトした
千田七段は上図から次に、藤井七段が銀を飛車先に乗せて
「棒銀」に構えたのをみて(41手目▲2六銀)。。
【 下図は42手目△4六角 】
ズバリと角交換を敢行
後手番ながらも先に戦端を開きますが。。
【 下図は79手目▲6九金 】
藤井七段は全く動じることなく
攻め合いに持ち込み、一気に終盤戦へと突入すると
際どく見える上図の局面で、もう読み切ったとばかりに
さらりと自陣に手を戻し、後手の攻めを呼び込みます。。
【 投了図・91手目▲6ニ銀 】
千田七段は勇んで寄せに出ますが、しかし
藤井七段はあっさりと反撃に転じ、厳しく後手玉に迫ると
千田七段は為す術なく、上図で無念の投了を告げました。。
貫禄すら漂う完勝で自身初の王将戦二次予選進出を決めた
藤井七段の今期成績はこれで10勝2敗となりました。