第8期加古川青流戦3番勝負「大橋四段、カラフルに戴冠」

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【 投了図・141手目△4ニ金 】

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本日、行なわれました
第8期加古川青流戦決勝三番勝負の大一番
「梶浦宏孝四段-大橋貴洸四段」の第2局は
上図141手までで、先手・大橋四段が勝利。

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戦型は「角換わり相腰掛銀」の最新形。
互いに玉を上下、左右に動かしながらパスを繰り返す
今までなかった斬新な手待ちの応酬から、中央で成立した
銀交換を合図にいざ開戦となると、そのまま一気に終盤へ。。

棋士のまち・加古川市を舞台に
若手棋士の登竜門として産声を上げたタイトルにふさわしい
瑞々しくも激しい攻防の果てに、大橋四段が敵将を打ち取り
見事勝利を飾りました。

終局時刻は12時23分。
前日に行なわれた開幕戦に続く連勝を飾った大橋四段が
この瞬間、夏のYAMADA杯に続く棋戦優勝を達成しました。

大橋四段は現在26歳。
和歌山県新宮市のご出身で、名門・所司和晴七段門下。
カラフルなスーツと眼鏡がトレードマークの個性派は
24歳でプロとなった苦労人でもあります。

今期ここまでの成績は33戦23勝10敗(.697)。
前期は58戦46勝12敗(.793)と高い勝率を誇ります。

地獄の三段リーグを一期で通過し
史上最年少となる14歳2ヶ月でプロとなった藤井聡太七段とは
プロ入りの同期で、公式戦での顔合わせも続き何かと比較されますが
初手合いから2連敗の後、現在は2連勝中と互角に渡り合います。

また一つ、大きな実績を積み上げた
大橋四段の今後の更なる活躍から目が離せません。

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