明日、第4期叡王戦7番勝負/第3局

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初防衛を目指す高見泰地叡王に
次世代のオンリーワン・永瀬拓矢七段が挑戦する
第4期叡王戦7番勝負。

ここまで2局を消化し、永瀬七段が2連勝。
両者にとっての正念場となる注目の第3局が、明日
長崎県長崎市「史跡料亭花月」にて運命の幕を開きます。

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挑戦者乗りの声が多く聞かれた今シリーズ
高見叡王はその下馬評を覆すことが出来ず、痛恨の連敗スタート。
今期はここまで叡王戦の2敗と藤井聡太七段に喫した黒星を合わせて
勝ち星なしの3連敗中と浮上のきっかけもつかめず苦しい展開に。。

大型連休中には師匠の石田和雄九段とともに参加した
伝統ある岡崎将棋まつりにて、豊島将之ニ冠と席上対局を行い
熱き勝利で会場を沸かせた高見叡王は、一つの白星をきっかけに
流れをガラリと変えるべく、落とすとほぼシリーズの流れが決まる
正念場の第3局へあらためて気合を入れ直し、全神経を集中します。

対します、永瀬七段の今期ここまでの成績はすでに6戦して5勝1敗。
勝てばタイトル奪取に王手の懸かる、叡王戦/第3局の前哨戦となった
水曜日(5/1)に行なわれた棋王戦予選で今期初黒星を喫したものの
ルーキーの本田奎四段を相手に後手番で意表の振り飛車を投入するなど
何かを試しているかのような内容に、不気味な余韻を残しました。。

「将棋は才能ではなく、努力」と言い切る天才が
他の若手とは完全に一線を画す独特の勝負論と将棋観で
全く新しい未来と秩序を創造するための手土産とするべき
今回の番勝負に、抜かりがあるとは思えません。

叡王戦/第3局の棋譜中継はこちら

気になる両者の対戦成績は
永瀬七段が5戦全勝と一方的に指し込みます。

第3局からは持ち時間が各3時間となり
対局開始は永瀬七段の先手で午後2時から。。

永瀬七段がこのまま一気に押し込むのか
高見叡王が一つ星を返し、反撃の狼煙を上げるのか。
早くもシリーズの流れが決まりかねない急所を迎えた
叡王戦/第3局をぜひ、お見逃しなく。

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