【 投了図・87手目▲5三角 】
本日、放送されました日曜午前のお楽しみ
佳境を迎える第67回NHK杯将棋トーナメントの準決勝
「郷田真隆九段-山崎隆之八段」は、上図87手までで
先手・山崎八段が勝利。
【 下図は49手目▲6五銀右 】
戦型は両者得意の「相掛かり」
後手から飛車先で歩を交換する最近の出だしから
二枚の銀を盛り上げた山崎八段が、上図の局面で
6筋での銀交換を要求し、戦端を開きます。。
【 投了図・87手目▲5三角 】
強い信念のもと、絶対に妥協を許さない両者の対戦らしく
一直線に踏み込む終盤戦は、山崎八段が華麗にして鋭い寄せで
後手玉を討ち取り、接戦をものにし見事な勝利を飾りました。
この結果、今期のNHK杯/決勝は
13年ぶり2度目の優勝を狙う山崎八段と
先に決勝進出を決めた初優勝を狙う稲葉陽八段という
関西勢同士のフレッシュな顔合わせとなりました。