【 投了図・115手目▲4四桂 】
本日行なわれました
第44期棋王戦・予選/1回戦にてプロアマ戦が行なわれ
昨年のアマ6大タイトルのうち、支部名人、朝日アマ名人、アマ名人と
三冠を獲得したアマ将棋界の横綱・横山大樹アマが登場。
上野裕和五段と先手で対戦し
上図115手までで、見事な完勝を飾りました。
【 下図は17手目▲7七角 】
戦型は「横歩取り」の出だしから
横山アマが2筋に浮いた飛車でお隣り3筋の歩を取らずに
飛車を自陣に引き下げると、代わりに上野五段が8筋に浮いた飛車で
お隣り7筋の歩をかすめとり、「横歩取らずの横歩取り」に。。
上図で横山アマは
7筋に回った先手の飛車先を角で受けました。
【 下図は89手目▲5六金 】
オーソドックスな「金開き」に構えた上野五段に対し
「銀冠」の堅陣を敷いた横山アマは、攻守に手が伸び
開戦と同時にグイグイと盤上を支配します。。
【 投了図・115手目▲4五桂 】
気持ち良く駒を捌く横山アマの前に
上野五段は為す術なく、上図の局面で無念の投了。
充実の横山アマがプロを相手にその実力を示しました。