第43期棋王戦・本戦/決勝「永瀬七段が優勝、三浦九段は敗者復活戦へ」

第42期棋王戦中継サイト
第43期挑戦者決定トーナメント表

【 投了図・106手目△5八金 】

2017y12m01d_225306194

「年度末の風物詩」棋王戦挑戦権獲得を目指す
第43期棋王戦挑戦者決定トーナメントの本戦/決勝
注目の「三浦弘行九段-永瀬拓矢七段」が本日行なわれ
結果は上図106手までで、後手・永瀬七段が勝利。

【 下図は26手目△7七五歩 】

2017y12m01d_224035956

戦型は定跡手順の出だしから永瀬七段が角交換を敢行。
三浦九段が「ノーマル角換わり」の常套手段「腰掛銀」に構えると
永瀬七段はシンプルながらも破壊力抜群の「棒銀」を投入し
上図で7筋の歩を突き合わせ、戦端を開きました。。

【 下図は60手目△9七香不成 】

2017y12m01d_224559072

「棒銀」を爽やかに捌いた永瀬七段はそのまま9筋を制圧。。
突進してきた三浦飛車には目もくれず、端から強く踏み込みます。。

【 下図は94手目△5八角成 】

2017y12m01d_224938657

三浦九段も飛車切りの強襲から反撃に転じますが、しかし
永瀬七段は攻守ともに切れ味鋭く盤上を支配すると、上図の局面で
満を持して角が敵陣に飛び込み、金取りの王手から寄せに入ります。。

【 投了図・106手目△5八金 】

2017y12m01d_225306194

永瀬七段の鮮やかな寄せの前に
三浦九段は為す術なく、上図の局面で無念の投了。。

この結果、見事本戦優勝を飾った永瀬七段は
1勝のアドバンテージを手に挑戦者決定二番勝負進出が決定。
一方、敗れた三浦九段は敗者復活戦に回り黒沢怜生五段と対戦。
裏街道から因縁の相手・渡辺明棋王への挑戦権獲得を狙います。

スポンサーリンク
konline
konline
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>