神童は神童を目指す

― 両棋界でAIが話題です

アルファ碁がいきなり登場し、世界を震撼させました。序盤の構想など、今までの常識になかったけど、打たれてみるとなるほどなという手が多く、人間との感覚の違いを感じました。他にもどんどん強いのが出てきているので、機会があれば打ってみたいですね。(囲碁棋士 一力遼七段)

将棋や囲碁の局面は膨大とはいえ有限なので、AIが強くなるのは自然かなと。フリーソフトでも強いのが出てきて、研究手段として使えば格段に強くなることも可能です。そういう意味では素晴らしいと思います。公の場で対戦したいかというと、なかなか難しいですが。(将棋棋士 藤井聡太四段)

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昨日のエントリーでもご紹介させていただきました
中日新聞朝刊に掲載された一力遼七段と藤井聡太四段による
「棋界の星 10代の新年対談」。

本日はその後半が掲載され
まずは両棋界で猛威を振るうAIについて
両者の見解が語られました。

さらに

-自分もソフトを使う?

との問いに対して、藤井四段は

ダウンロードして家で対局します。人間では思い付かない手を指すのでいろいろと学べます。長く将棋をやっていると、最初に感覚でニ、三通りに候補を絞り込んで、それを深く読む形になりますが、ソフトは人間の第一感以外の手も拾って読んでくる。人間なら居玉は避けた方がいい局面が多いからとりあえず避けてみるといった感じですが、コンピューターはそれも含めて読んでくる。

と、使用をあっさりと認め
ソフトを使って対局や研究することのメリットを
明瞭に語りました。

現在の将棋界ではソフトの猛威に敏感になり過ぎて
という口実のもと、渡辺明竜王が個人的な感情と思い込みのみによって
三浦弘行九段に濡れ衣を着せ、その冤罪が確定した後も日本将棋連盟は
渡辺竜王をひたすら庇い、三浦九段には口先の誠意に姑息な悪意を漂わす
異常にして陰湿な状態が年末から新年の今の今まで続いています。

藤井四段がソフトを使って研究することに違和感はありませんが
この先、渡辺竜王に目をつけられないか。。それだけは本当に心配。。

それはさておき
対談の中でもう一つ、興味を惹かれた質問は

-目標の棋士は

というもの。

一力七段は井山裕太六冠の名を上げましたが、藤井四段は。。

僕はまだまだ弱すぎるので、もっともっと最善手に近づくことが目標ですけど。尊敬するといえば、先日対戦させていただいた加藤一二三先生。あの年になられても将棋への情熱が全く衰えていないって本当にすごいことだと思うので、僕も最後まで将棋への情熱を持ってやっていきたいと強く思います。

と、回答。
率直に言って、感動しました。

加藤九段は、今更言うまでもなく
掛け値なし、そのものズバリで「神武以来の天才」ですが
加藤九段自身がそのことを、将棋の神に選ばれた天才であることを
強く自覚し、だからこそ持てる限りの情熱を将棋に注ぎ忠誠を誓う。
その姿が美しく、時に凄味を伴い感動と勇気を与えてくれます。

元日が誕生で77歳となった加藤九段は、くしくも本日
最年長記録を更新する公式戦に登場しました。

惜しくも敗れはしたものの、常に本気の加藤流は健在。
藤井四段にもぜひ、闘将・加藤九段のような強い自負を持ち
常に己と将棋に勝利を目指す、闘争心と凄味溢れる棋士へと
成長して欲しいと心より願っています。

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