第42期棋王戦挑戦者決定トーナメント/準決勝「千田五段、森内九段に勝利」

第41期棋王戦中継サイト
第42期挑戦者決定トーナメント表

【 投了図・115手目▲6一成桂 】

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本日の将棋界では
好カード目白押しとなった「鬼の棲みか」
第75期B級1組順位戦/8回戦で大いに盛り上がりますが
さらに、佳境を迎える第42期棋王戦の挑決トーナメントでも
注目の準決勝「森内俊之九段-千田翔太五段」が行われました。

結果は、上図115手までで先手・千田五段が勝利。
見事、本戦トーナメントの決勝戦進出を決めました。

静かにクライマックスを待つ
三浦弘行九段の「将棋ソフト不正疑惑」において
渡辺明棋王の意向で開催された極秘会合に若手で唯一
棋界随一の将棋ソフト通として参加した千田五段。

対する森内九段は
実績、信頼ともに現代将棋界を代表する棋士でありながら
極秘会合に召集されなかったばかりか、この問題に関して
トップ棋士として唯一、見解を示さず中立を保ち続けます。

証拠もなしにとんでもないリスクを自ら背負った告発者サイドと
どちらにころんでも傷を負わない将棋界最後の砦という図式でも
大きな話題となった対決は、近未来の将棋を存分に感じさせた
千田五段の完勝となりました。

戦型は森内九段が「四間飛車」を投入。
居玉のまま駒組みを進める「藤井システム」を発動させ
見守る将棋ファンを沸かせます。。

しかし、千田五段は慌てず騒がず
「銀冠」から「穴熊」へと囲いをリフォームしながら
将棋ソフトを思わせる柔軟かつ大胆な指し回しで後手陣に侵攻。
最後は「穴熊」の堅さにものを言わせて、森内玉を仕留めました。

果たして、年度末には
「渡辺棋王―千田五段」の番勝負が実現するのか。。
様々な思惑と不安を交錯させながら、刻一刻と時は流れます。。

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