【 投了図・88手目△3五桂 】
本日行なわれました
第77期A級順位戦/7回戦の大注目カード
「羽生善治九段-三浦弘行九段」の一戦は
上図88手までで後手・羽生九段が勝利!
【 下図は69手目▲4三銀 】
戦型は「相掛かり」
攻勢強める三浦九段は、夕食休憩明け直後に
起点の4筋へ銀をぶち込み、勝負に出ますが。。
【 下図は80手目△3八銀 】
荒々しく駒を捌いた三浦九段に対し
手番を握った羽生九段は冷静に、手持ちの銀を
敵陣3筋に投入し、狙いすました反転速攻へ。。
三浦九段は狙われた金を下げてかわすも(81手目▲4八金)
以下、△5八歩~▲同玉に△4七銀打~▲同金~△同銀不成~
▲同玉をみて、下図88手目△3五桂。。
【 投了図・88手目△3五桂 】
羽生九段がそのまま電光石火で寄せに行くと
三浦九段は為す術なく、無念の投了を告げました。
終局時刻は午後8時27分。
27年ぶりの無冠転落からの再出発となった本局で
圧巻の切れ味をみせつけ、羽生九段が完勝を飾りました。
この結果、羽生九段の順位戦成績は6勝1敗に
一方敗れた三浦九段は3勝4敗となりました。