攻めるも、守るも。。

王位戦/第6局・一日目「羽生王位は右玉。封じ手は木村八段」

【 一日目終了図・48手目△4四歩 】

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本日、神奈川県は「元湯 陣屋」にて行われました
大注目の第57王位戦7番勝負/第6局・一日目は
上図48手目の局面で、初タイトルに王手をかけた
木村八段が次の手を封じて終了となりました。。

戦型は「角換わり相腰掛銀」。
しかし、互いに「腰掛銀」に構えたのは一瞬で
羽生王位が銀を自陣に引っ込めると、木村八段も追随。。
以後、息の長い序盤の駒組みが展開されました。。

羽生王位は意表の「右玉」を投入。。
対します木村八段が堅く「矢倉囲い」を完成させた
次の瞬間、羽生王位が4筋の歩を突き合わせ仕掛けを
開始したところで、切り良く指し掛けに。。

さて、封じ手は何か。。

今回はズバリ、▲4四同歩の一手。。
以下、△同銀に▲8八玉か▲4五歩が予想されます。。

木村八段としては
▲8八玉と入城を完了した方が様になりますが
すると次に後手に△4五歩を許してしまいます。。
この手が果たしてどこまで響いているのか。。

「悲願のタイトル奪取は積極的に」ということであれば
やはり先に▲4五歩として手番を握りたいところ。。

ただ、本局は最初から専守防衛の構えをみせる
羽生王位にとっては、逆に先手に攻めてもらった方が
指しやすく、目が冴えるのかもしれません。。

いずれにしてもまだ
駒組みの最終仕上げから少しずつ模様を動かしていく段階。
何となく、封じ手の局面では後手の方が主導権を握っている
印象を受けますが、形勢が揺れ動くのはまだまだこれから。。
果たして、決着の明日二日目の結末やいかに☆

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