今月に入りまして予選が本格化しました第2期叡王戦。
明日は八段戦予選が行われ、注目の佐藤天彦名人が登場します。
第1回大会には参加しなかった
羽生善治三冠(九段)が出場することで大きな話題となった
第2期叡王戦ですが、八段予選にエントリーした佐藤名人にも
羽生三冠と同等か、ある意味それ以上の注目が集まります。。
予選を勝ち上がり、決勝トーナメントも勝ち上がり、さらに
決勝三番勝負を制すれば、名人と将棋ソフトの番勝負が実現。。
すでに圧倒的な実績を積み上げ、一つの時代を作った羽生三冠と
現在28歳でこれから自分の時代を作ろうかという佐藤名人では
将棋ソフト代表との真剣勝負の結果に対する評価や意味合いが
大きく異なるのは当然のこと。。
個人的には
羽生三冠が将棋ソフト代表と対戦してひとつのけじめをつける
そのシナリオには大賛成ですが、正直、佐藤名人が将棋ソフトと
人前で公式に対戦するのはこのタイミングではないと思いますが。。
が、しかし
勝負の世界であるだけに、結果で語るしかないのが現実。。
第2期叡王戦は将棋界が世間に提示しうるほぼ究極の命題を懸けた
過去に例をみない、極めて重要な棋戦となりました。
佐藤名人は明日
午前10時より、神谷広志八段との1回戦に臨みます。
危険な香り漂う冒険へ、名人が第一歩を踏み出します。