着地なき、連勝街道。。

木っ端微塵。。第1期電王戦二番勝負/第1局「PONANZA、圧勝」

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本日、決着をみました
第1期電王戦二番勝負「山崎隆之叡王-PONANZA」の第1局目は
85手までで、先手・PONANZAが勝利。。

前身の5対5団対戦で証明されたように
将棋ソフトの疑問手やバグを咎めて大差のリードを奪う展開が
プロ棋士側の勝利の方程式ですが、本局は将棋ソフトに咎められ
そのまま回しを掴むことなく、見事に寄り切られた形となりました。

第2局は5月21日(日)-22日(月)。
将棋界きっての天才肌で頑固一徹の山崎叡王が自らのスタイルを変えて
第2局に臨むことはありえず、本局と同じような展開となる可能性も
高いように思われますが、それでも山崎叡王らしい閃光を盤上に放ち
爪あとを残して欲しいと願わずにはいられません。

一方、勝った「PONANZA」も過去3回出場の団体戦から
一騎打ちになったからこそ、場違い感がより鮮明さを増したというか
いつまでプロ棋士と対戦して、果たしてどこに着地するのだろうか。。
という興味の方が正直、勝敗よりも上回ります。

第2回電王戦の頃は将棋ソフト側にとってプロ棋士との対戦は
まさに夢の舞台であり、見守る関係者、ファンも手に汗を握りましたが
「多分、PONANZAが勝つだろう」という前提の下で飾った本日の
対プロ棋士4連勝目から新鮮さや未来を感じとるのはもはや難しい作業に。。

すでに「電王戦」シリーズの主導権は将棋ソフト側にあり
そろそろ「プロ棋士対将棋ソフト」というテーマに見切りをつけ
違ったテーマ、活用の舞台をPONANZAには与えて欲しい。。

ほとんど余韻の残らない
第1期電王戦/第1局をみて、そう思いました。

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