【 投了図・88手目△3七銀 】
本日行われました
第2期叡王戦の四段戦予選に今泉健司四段が登場。
現役最年少棋士である18歳の大器・増田康宏四段と
1回戦を戦いました。
結果は上図88手までで、後手・増田四段が勝利。
今泉四段は初手▲5六歩から
得意の「中飛車」を闘志満々、投入するも
本局に関して言えば増田四段の指し手の迫力に
見ていて圧倒されたと、言いますか。。
先手の飛車・角を閉じ込めて1筋に味を付けた
増田四段が思うがままの指し回しで「美濃囲い」を
吹き飛ばし、終盤を制圧したように感じました。。
増田四段は午後からの2回戦でも
高野智史四段を相手に「相掛かり」の先手を持ち完勝。
やはり滑らかな駒捌きに、不気味な迫力を宿しました。。
前期は第5期加古川青流戦の決勝三番勝負に駒を進めるも
勝負どころで精彩を欠き、稲葉聡アマに優勝をさらわれる
屈辱にまみれた増田四段。
その雪辱とさらなる飛躍を期す
今期の成績はこれで9戦7勝2敗(.778)。
将棋の内容も素晴らしく、今後からいよいよ
目が離せなくなってきました。。