第66期王将戦 – 毎日新聞
第67期挑戦者決定リーグ対戦表
【 投了図・104手目△7八銀 】
本日、関西将棋会館にて行なわれました
第67期王将戦挑戦者決定リーグの大一番
「豊島将之八段-糸谷哲郎八段」の6回戦は
上図104手までで、後手・糸谷八段が勝利。。
勝てば最終戦の結果を待たずに
王将戦挑戦権獲得となった豊島八段ですが
ライバルの豪腕の前にリーグ戦初黒星を喫し
優勝はお預けとなりました。。
【 下図は35手目▲5五歩 】
豊島八段は居角のまま「矢倉」に駒を組むと
上図で天王山・5五の位に歩を突き出し、仕掛けを開始。。
「右四間飛車」に構えた糸谷八段は堂々と△同銀で応じ
先手の攻めを真っ向から受けて立ちます。。
【 下図は86手目△8七歩成 】
豊島八段が繰り出す
雨あられの猛攻を冷静に凌いだ糸谷八段は
自慢の怪力を全開にして反撃を開始。。
ともに敵将を頭上から押しつぶすべく
意地と誇りを懸けた熱く激しい終盤戦となりました。。
【 投了図・104手目△7八銀 】
最後まで豊島八段は攻勢を続けるも
糸谷八段が銀を玉の頭上に放り込んだ
上図の局面で、無念の投了。
見事なノックアウト勝利を飾った糸谷八段は
対豊島八段の公式戦連敗を「6」でストップすると同時に
リーグ戦優勝にも待ったをかけ、自信とカタルシスとともに
プレーオフ進出へ望みを繋ぎました。