指標と刺激

藤井さんの活躍を見ると、凄く刺激を受ける。非常に良い影響を与えてもらっている。最近、将棋以外の仕事が多かったが、しばらく将棋に集中したい

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本日付の中日新聞朝刊に羽生善治三冠が登場。
同じく中学生棋士となり、連勝記録を打ち立てるなど
破竹の快進撃を続ける、自らの後継者たる神童
藤井聡太四段について語りました。

藤井四段は現在中学三年生ということもあって
インタビューは主に進学問題について、実に興味深く
また共感の持てる羽生三冠の考えを聞くことが出来ました。

中学三年生でプロ棋士となった羽生三冠。
「当時はプロ合格と同時に将棋に専念する棋士ばかり」
という時代や環境の中にあって、羽生三冠は。。

将棋界は独立していて他の世界を知ることができない。幅広く知識を広げたい

との思いから、東京都立富士森高校に進学。

何としても卒業して大学にも進むつもりだった

と、当時の心境を振り返ります。

もちろん、羽生三冠も藤井四段と同様に
プロ入り直後から大活躍、おのずと対局数は増加し多忙を極めると
学業との両立は困難となり、最終的には残念ながら単位不足によって
卒業は出来ませんでしたが、その三年間を振り返り

修学旅行は東北の八幡平に行って初めてスキーを覚えた。今でも同級生とは多少のつながりがある

と、楽しい思い出や友達との交流を前向きに語ります。
しかし、さすがは羽生三冠だと感心させられるはここからで
高校中退後、自分で調べた通信制のカリキュラムを見つけ出し
編入して不足分の単位を取得、高校卒業資格を取得します。
(東京都立上野高等学校通信制を卒業)

十一歳で入門し、よく分からないまま棋士になった。『この道を選んだ』という瞬間や、誰かに進路を相談した経験がなかった。高校で同級生が進路に悩んでいるのを見て、うらやましいとさえ思った

棋士の道のりは長い。どう役立つか分からないけれど、棋士以外の経験をしておいてよかった

との言葉で、自らの高校生活の話を締めくくった羽生三冠は

当時と比べ、未成年の生活や仕事に厳しい目が向けられる時代。悩ましい目があるのでは

と、前置きした上で
藤井四段の「進路」に限定せず、今後についてこう語ります。。

しっかりしているので、淡々と着実に成長していくと思う。本人より、私も含めた棋界全体が支援してゆくことや、応援する環境づくりが非常に大切

そして、冒頭の言葉へと繋がるわけですが
藤井四段にとって羽生三冠の存在は大きな指標となると同時に
藤井四段の登場によって羽生三冠もまた刺激を受け将棋への情熱を
今、再び燃え上がらせてくれたことに感慨と感動を覚え胸が躍ります。

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